海軍割烹術参考書
舞鶴海兵団が五等主厨(調理担当)の育成のために編んだ最古級の海軍料理書。和食・洋食あわせて約200種の調理法のほか、漬物の漬け方、乾物の戻し方、給仕心得まで載る。「カレイライス」は印刷で確認できる最古の海軍カレーのレシピとされる。
明治41年(1908)の『海軍割烹術参考書』から、昭和18年(1943)の『海軍主計兵調理術教科書』まで。帝国海軍の主計兵たちが学んだ料理を、教科書の原文と、材料・作り方の現代語訳で読む史料レシピ集です。
収録方針:原文と作り方が実際に確認できる料理だけを載せます。料理名だけが目次などで確認できても、作り方が書かれていないものや、原文の全文を確認できないものは収録しません。創作した「原文」は載せません。
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収録した全328品の中から、1品をランダムにおすすめします。今日の献立に迷ったら、まずこのボタンを押してみてください。
海軍は調理担当の育成に力を入れ、時代ごとに教科書を改めていきました。ここで扱うのは、ご依頼の4冊です。原本のうち3冊は舞鶴の海上自衛隊第4術科学校に所蔵され、舞鶴市が全文PDFを公開しています。
舞鶴海兵団が五等主厨(調理担当)の育成のために編んだ最古級の海軍料理書。和食・洋食あわせて約200種の調理法のほか、漬物の漬け方、乾物の戻し方、給仕心得まで載る。「カレイライス」は印刷で確認できる最古の海軍カレーのレシピとされる。
新任の調理担当向けの入門教科書。調理の基本から約200種のレシピを収め、配属先へ持ち運べるポケットサイズだった。長期航海の壊血病対策として英国海軍から伝わった炭酸レモン飲料「レモネード」のレシピでも知られる。
海軍経理学校による、献立・栄養・糧食の保存と管理まで扱う上級の教科書。肉じゃがのルーツといわれる「甘煮」が載る。研究者の指摘では、これは分量を定めたレシピというより、烹炊指揮官の教育用に調理工程と所要時間を記録したデータ集の性格が強い。
全375ページの集大成。和食・洋食・中華の調理法に加え、艦内で豆腐・納豆・もやし・うどんまで作る食品生産法、潜水艦航海食、航空食、患者食、野外烹炊、配食と饗応の作法までを網羅する。真面目に学べば町の料理人として通用する水準と評された。
カテゴリと教科書で絞り込めます。ここに載るのは、原文の引用と作り方、現代語訳を全文読める料理だけです。各レシピは「材料(原文の記載)」「材料(現代語訳)」「原文」「作り方(現代語訳)」の順で読めます。材料の現代語訳では、舊字・旧仮名の材料名(鹽→塩、麥粉→小麦粉、馬鈴薯→じゃがいも、玉葱→玉ねぎなど)と度量衡(瓦→g、瓩→kg、立→L)を今の表記に置き換え、分量そのものは原書の記載のままにしています。作り方が確認できない料理は載せていません。舞鶴市が公開する原書全文PDFを一冊ずつ照合し、作り方まで確認できた料理を収録しました(1908年版181品、1918年版146品、1938年版1品、全328品)。1908年版は、日本料理之部・西洋料理之部・菓子ノ部・漬物ノ漬方と乾物野菜類を通読し、作り方が書かれている項目を収録しました。1918年版も、日本料理(第二節)・支那料理(第四節)と、西洋料理(第三節)のスープ類・焼物類・蒸焼類・煮込物類・揚物類・茹物類・飯物類・サラド類・雑類・茶ノ出シ方・菓子類・カクテル飲物類の十二類を通読し、作り方が書かれている項目を収録しました。両版とも、原文自体が「前項に同じ」「調理法を略す」として自前の作り方を書いていない参照だけの項目(コンビーフ、鹽豚、タピオカプリン、ロースド・ポーク、ボイルド・フィッシュなど13品)は、作り方が確認できないため収録していません。1938年版は厨業管理の教科書で、献立表・工程表が中心のため、作り方の全文を確認できた「甘煮」のみを収録しました。1943年版については、全文を一般公開する公的アーカイブが確認できなかったため、教科書の紹介のみとしています。
条件に合う料理が見つかりませんでした。カテゴリや教科書を変えてお試しください。
教科書の原文には、当時の厨房言葉やカタカナ語が多く出てきます。現代語訳を読む手がかりに。
このページの引用と記述は、以下の公開史料・公的機関の解説に基づきます。教科書の全文は舞鶴市が公開するPDFで誰でも読めます。